年度末の有休消化。
折角なのでこの貴重な休みを有効活用して
おいしい店を攻略したい。
そんなワケで祐天寺の老舗もつ焼き
「忠弥」を訪問してみました。

創業40年を超える祐天寺が誇る老舗もつ焼き。
こちら営業日が月火金(16時~19時)、
土曜(16時~19時)と訪問難易度が高い上、遅い時間だとメニュー売切れになる事がしばしば。まさに「平日休みにこそ訪問したい店」と言える。
開店前の15時25分に店前に到着すると既に先客がおり4番手。
…ところが35分頃には私の後ろに7~8人近く行列に並んでいる状態。確実に一回転目を狙うなら平日とはいえ30分前位から並んだ方がよさそうです。
…ちなみに白金高輪の人気店「鈴木屋」は、
この「忠弥」のご出身です。

「忠弥」で注文したもの
・煮込み ¥640
・スタミナひも ¥180
・ちれ ¥180
・つくね ¥230
・生ピーマン ¥180
・がつ醤油漬け¥180
・子袋 ¥180
・黒ビール ¥530
・サワー ¥490
・忠弥特製カクテル¥490
注文の仕方は着席後
ドリンクは口頭で店の方に伝え、
料理は客自ら伝票に串の数量や塩/タレを記載するシステム。
延長ホルダーつきの鉛筆がなんとも懐かしい
(最近の子供って延長ホルダー使うのだろうか)


突き出しはキャベツ&きゅうりの浅漬け。
塩気が効いているのでお酒のアテになります。
煮込み

「忠弥」名物の煮込み。
やはりビジュアルは「鈴木屋」に似てますね。

澄んだなスープですが、たっぷり脂身のついたホルモンのエキスが染み出ておりコクとうま味が抜群です!
ホワホワ&プルプルなホルモンはもちろん、
この汁自体が大変美味しいです。
常連さんに倣って卓上の辣油を垂らすと
ガツンとした辛味が加わり味変が楽しめました。
ひもスタミナ

こちらも遅い時間だと売り切れる事も多い人気メニュー。

「よく焼き」のカリカリした表面と、
ガツンとニンニクの効いた甘辛いタレのマリアージュなり。
・ちれ
・つくね
・生ピーマン

手前が「ちれ」、奥が「つくね」

塩焼き。
「ちれ」って部位でいうと脾臓ですが、
レバーのような舌に絡む感触もありつつも、
レバーほどクセ感はないといった感じ。

「つくね」は「生ピーマン」に挟んで。
こちらも塩焼きです。
表面は素揚げしたようにカリッとしてて、
餡は里芋のようにネットリ感がある独特な味わいです。
ピーマンはモノがよいのか苦味よりも
甘味が勝っておりパリパりとした歯切れのよい食感が印象的でした。
がつ正油漬け

焼き台で炙られた醤油が香ばしい。

こちらはコリコリとした反発係数高めの食感。
やや大きくカットされているので食べ応えも抜群ですね。
塩気勝ちな醤油の風味がお酒によく合う。
子袋

こちらも塩焼きでした。
伝票に塩/タレを指定しないと、
ひょっとすると自動的に塩になるのかも。

子袋としては比較的「よく焼き」でウェルダン寄りな感じがします。
サクッとした表面に、
シャリシャリとしたホルモンの繊維質を感じる内側で「食感のグラデーション」。
・黒ビール
・サワー
・忠弥特製カクテル



「忠弥特製カクテル」は焼酎を黒ビールとジンジャーエールで割ったもの。
ジンジャーエールはドライな辛口で主張強め。
焼酎のアルコール感を辛さと甘さが上書きしている感じです。
あとがき
以上、平日休みを活用して宿題店の「忠弥」を遂に攻略できました!
まさに「にぎやかな昔ながらの居酒屋」、という言葉がぴったり当てはまる店で、渋い雰囲気や江戸っ子気質の大将を眺めながら飲むのも乙なものですね。
そういえばサワーで思い出しましたが、
現在、全国で飲まれているレモンサワーって実は祐天寺と同じ東急東横線が発祥地。
そのうちレモンサワーについても語っていければと思います。