なんと所沢に「レンゲが立つほど濃い」と噂の豚骨ラーメンの店があるらしい。
・・・その店の名は「特製ラーメンはせがわ」。
『令和の虎』にも出演する繁盛ラーメン店コンサル系YouTuberの島やん氏のチャンネルにも出演。
長谷川店主は元々は介護業界の出身で飲食経験がゼロにも関わらず、2021年「はせがわ」を開店。
慣れない経営に苦戦しながらも短期間で人気ラーメン店となり、なんと日本一のラーメンYouTuberのSUSURU TV.氏からも高い評価を得ています。

店の場所は新所沢駅から徒歩10分ほど、“川越所沢線”こと埼玉県道6号線のロードサイト。
店表の看板や暖簾には
“刈谷総本家”と“ど豚骨”の文字。
どうやら“刈谷総本家”は長谷川店主の出身地の愛知県刈谷市に由来しているらしい。
…そういえば「レンゲが立つ日本一濃いラーメン」といえば愛知県安城市の「大岩亭」が著名。
そして刈谷から安城は僅か10kmほどの距離。
ひょっとすると長谷川店主は地元・愛知の有名店「大岩亭」からインスピレーションを受けているのでは?…著者は勝手に妄想。
また福岡県にも通常の豚骨スープを数段上回る濃度とケモノ臭の「ド豚骨」と呼ばれるジャンルの豚骨ラーメンがある。
この店の「ど豚骨」も、福岡の「ド豚骨」を意識てるんだろうか?さらに妄想が膨らみます!
「特製らーめんはせがわ」で注文したもの
・こってりラーメン ¥950
・トッピングチャーシュー ¥250
・・・げっ!ショック!
「レンゲが立つラーメン」売切れ。
すごく楽しみだったのに残念!
気を取り直して次に濃い「こってりラーメン」を注文しました。
こってりラーメン+チャーシュートッピング

うわぁぁぁ!超濃厚!
長時間窯炊きされてプクプクとカプチーノのように泡立つスープ表面。

ひとくち飲むとスープに溶けだした豚骨の髄液のヌメりをも伴うドロドロ感。
豚骨の微細な粒子がスープの中を漂っておりザラザラとした舌ざわり。一応、九州に数年間住んでかなりの数の豚骨ラーメンを食べた著者の舌でも濃厚に感じます。
…だが濃いのは動物性の風味だけに非ず。
カエシダレの醤油もガツッと塩分が効いており、さらには熊本ラーメンのような黒マー油に、生ニンニクまで加わる超ストロング・スタイル。
物理攻撃に全ステ振りした超攻撃的な布陣で、食べる人を選びますがハマる人は中毒になると思います。

麺は新座市の「村上朝日製麺所」謹製。
加水率低めの細麺で咀嚼するとパツパツとした歯切れの良さが特徴的。
スープの粘性が高いので自然と麺によく絡みます。


チャーシューは2種あり片方は薄切りで炙りになっています。
なにせスープが濃ゆいので炙りによる薫香感はあまり感じられず。柔らかくトロリとした食感。

もう片方はゴロっと角煮のようなブロック型のチャーシュー。赤身肉主体でブリンッと弾力感つよめです。

私の知り合いに、西日本に多店舗展開する九州発祥の某有名豚骨ラーメンチェーン店の役員の友人がおり彼から聞いたのですが、昔から福岡のラーメン屋に紅生姜が置かれているのは豚骨の臭みを抑える目的があるのだそう。
こういう濃い豚骨だと特に紅生姜がよく合いますね。
スープを完飲すると丼底に豚骨の砂のようなザラザラした残滓が残る。いかに濃厚かを如実に表していますね。

卓上には胡麻、胡椒、高菜あり。
…しかも無料のライスコーナーがあり、白米食べ放題(なくなり次第終了)。
こんなに濃厚な豚骨ラーメンなら“無限ライス”もできちゃいますよ!最高じゃぁないっすか。
あとがき

以上、「特製ラーメンはせがわ」でした!
「レンゲが立つラーメン」ほどではないにしても十分に濃ゆい「こってりラーメン」!
飲食経験がないのにこんなにコアな豚骨ラーメンを作る長谷川店主が信じられません。
九州に長年住んでいた私も大満足です。
東京なら「田中商店」(足立区)や「ばりこて」(東高円寺)、「健太」(高円寺)。
関西なら「無鉄砲」(京都)、福岡なら「魁龍」、宮崎なら「風来軒」、熊本なら「火の国 文龍」みたいなド濃厚で泡プク系の豚骨がお好きならハマると思います!
ぜひお試しを
お店の場所(Googleマップ)
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