【かき油・えび油】美しき麺線の昆布水つけ麺@本郷三丁目「麺屋 鈴春」

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本郷三丁目の麺屋鈴春の塩つけ麺(500g)

しポイント
・都内屈指の昆布水つけ麺の名店
・麺500g注文でつけ汁が2種に

 本郷三丁目の「麺屋 鈴春」へ行って参りました。

 都内トップクラスの魚介豚骨つけ麺名店・小岩「麺屋一燈」で長年勤めた後に、2020年9月に独立し「麺屋 鈴春」を開店。
 翌2021年から3年連続で食べログのラーメン百名店に選ばれるなど人気店に昇りつめる。

本郷三丁目の麺屋鈴春の外観

 開店時刻は11時ですが、平日だし開店20分前に店到着で大丈夫だろうと思ったが甘かった…

 すでに30人近い行列が出来ており開店時刻になると更に後ろにも100人くらい並ぶ状態。
 なんと開店から僅か30分で当日の昼分が完売
 結局入店して食事にありつけたのは12時30分頃でした。

 どうやら直近で日本一のラーメン系YouTuberのSUSURU.TV氏が「鈴春」を紹介していた影響もあったようですね…つくづく有名人の拡散力っておそろしい(笑)
 訪問には平日でもスケジュールを半日捧げる覚悟が必要と思われます。

目次

麺屋 鈴春で注文したもの

・塩つけ麺(300g) ¥1300
・麺100g  ¥150×2
・塩・わさび ¥50

 昆布水つけ麺は醤油・塩の2種あり後者をチョイス。

 ここ重要なポイントです。

 つけ麺は麺を500g以上注文すると、つけ汁が1種⇒2種に増えます!
 後述しますが「鈴春」のつけ麺は抜群に美味しいので量を食べれる自信がある片は500g以上がおすすめです。

本郷三丁目の麺屋鈴春の看板

 訪問日のつけ麺(塩)のつけ汁から「かき油」と「えび油」を注文しました。

本郷三丁目の麺屋鈴春の券売機、麺増量ボタンの場所

 少し分かりづらいですが、券売機のつけ麺のボタンの下に麺増量ボタンがあります。

本郷三丁目の麺屋鈴春のテーブル席

 カウンター席とテーブル席あり。
テーブル席は左右に簾がかかっており一蘭の個室席の簡易版、みたいな雰囲気。

塩つけ麺

本郷三丁目の麺屋鈴春の塩つけ麺(500g)

 凄い!自家製麺500g・つけ汁2種・チャ―シュー2種・メンマ、葱・山葵・塩

まさにフルセットだ!

本郷三丁目の麺屋鈴春の塩つけ麺(500g)

…というか麺、美しすぎません?

本郷三丁目の麺屋鈴春の塩つけ麺(500g)
本郷三丁目の麺屋鈴春の塩つけ麺(500g)

 整った麺線といい艶のあるシズル感といい、
「美人すぎる麺」だ。

本郷三丁目の麺屋鈴春の塩つけ麺(500g)

 まずは麺単体で。リフトすると麺が昆布水を纏ってくる。茹でた後に冷水で〆てあり、ひやひやとした触感が心地よい。

 昆布水麺単体ですすると、あっさり味にほんのりうま味を感じる「淡旨口」。意外なほど淡泊な味に仕上げてある。

 同じく昆布水つけ麺を提供する都内の
秋葉原「麺処 ほん田 」、神田「つけめん 金龍」、
荻窪「迂直」(現在閉店)と比較しても、昆布のヌメりも少なく端麗な味に仕上がっているように感じた。

 ただ薄味なのはネガティブな意味ではなく、むしろ飽きが来ず麺単体でもスルスルと食べてしまう中毒性を感じてしまった。

 摩擦係数の低いスルスルと滑りのよい麺肌と、もっちりとしたコシ、エッジの立った長方形の麺形、咀嚼すると小麦の香り。
 控えめに言って超ハイレベルな麺。

本郷三丁目の麺屋鈴春の藻塩+わさび

 昆布水麺自体の完成度が高いので、シンプルに山葵や塩を乗せるだけでも十二分に美味だ。

本郷三丁目の麺屋鈴春の看板

 看板にこの日のつけ汁が記載。

 前述のとおり麺を500g以上注文すると、この中から2種選べる。

本郷三丁目の麺屋鈴春のかき油、えび油

 「かき油」「えび油」の2つをチョイス。
ともに汁の表面を油膜がコーティングしている。

 油膜が蓋の役割を果たしているのか保温効果によって汁はかなり熱々。だが麺を何度かつけていると丁度よい塩梅に変化していった。

 「かき油」のつけ汁は口に含んだ瞬間、油脂感とともに牡蠣らしいコクとリッチな磯の風味が広がる。
 「かき油」のオイリーさを塩ダレの凛々しい塩味(えんみ)がアクセントとして引き締め、全体の調和が保たれているように感じる。

本郷三丁目の麺屋鈴春のえび塩
本郷三丁目の麺屋鈴春のえび油にえび塩を投入

 一方の「えび油」はまず海老の芳醇な香りとともに、あの特有の甘味が口中で華開く。

 付属の「えび塩」をつけ汁に入れると炒った海老の殻の凝縮感あるうま味が加わ。
 まさに口の中が「えび祭り」だ。

 「かき油」「えび油」ともに最初はシャープな塩っ気の効いたつけ汁だ。
…だが食べ進めるうち、麺がまとった昆布水と混ざりあって、まろやかに経時変化していくのが素晴らしい。

本郷三丁目の麺屋鈴春のチャーシューとメンマ、ネギ
本郷三丁目の麺屋鈴春のチャーシュー

 豚肩ロースとのチャーシューと思しきものと、鶏チャーシューの2種。しっとりしててプレーンな味。
 単体で食べると柔らかくて美味しいのだが、
この“鈴春劇団”の主役とヒロイン(昆布水麺とつけ汁)の役者があまりに強すぎて、正直印象が薄く感じてしまう。

 最後は「かき油」「えび油」の2種のつけ汁を、昆布水や温かい割スープで割って最後の一滴まで楽しみました!

あとがき

 以上、「麺屋 鈴春」でした!
 訪問前は麺500gなんて食べきれるのか?途中で飽きないか?と心配しましたが完全に杞憂。

 最初は昆布水麺単体で味わって、次にシンプルに塩・わさび。
…そして「かき油」「えび油」の完成度の高い2種のつけ汁ゾーンへ。どの食べ方でも大変美味。

 端的にいって麺と汁自体の完成度が高く、麺を楽しむための手数が多いので500gでも、退店した後に「もっと食べたかった」と思うほど。

 都内の昆布水つけ麺の店としては、休業中の荻窪の「迂直」と並ぶレベルで美味しかったと個人的に思います。

 行列はとんでもなく長く、訪問ハードルが相当高いですが是非お試しいただきたい。

お店の場所(Googleマップ)

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