4月5日~7日(日本時間)にわたり、大谷翔平らを擁するロサンゼルス・ドジャースとフィラデルフィア・フィリーズの3連戦がシチズンズ・バンク・パークで行われた。
初戦には山本由伸、第二戦には佐々木朗希の2人の日本人投手が先発。両者ともに勝ち星こそつかなかったものの好投。日本中が大いに盛り上がる週末となった。
ここでドジャースの対戦相手で3連戦を勝ち越したフィリーズに注目してみよう。
MLBでも屈指の人気を誇る強打者・ブライス・ハーパーを筆頭に、フィリーズは優秀な選手が粒ぞろいの強豪チームであり、昨2024年シーズンはナ・リーグ東地区優勝、2023年は同2位、2022年は同3位、2021年は同2位と安定したチーム成績を残している。
そしてフィリーズはファンが非常に熱狂的である事でも有名だ。
個人的にフィリーズの推しはトレイ・ターナー内野手。走攻守に優れた遊撃手で、2023年のワールドベースボールクラシックでは米国代表として大会中5本のHRを放つ大活躍。
日本国民にとって忘れられない試合となった侍ジャパンvs米国のWBC決勝戦でも、今永投手(現カブス)からHRを打っていたのが印象的だ。
ターナーは2018年と2021年に盗塁王のタイトルを獲得するなど走塁面に優れ、とくに“世界一美しいスライディング”と呼ばれる、アイススケート選手のように滑るようなスライディング技術が観客の目を奪う。
(引用したYouTube動画はドジャース時代のターナー選手の走塁)
フィラデルフィア名物「チーズステーキ」とは
アメリカの独立宣言の地であり、フィリーズゆかりの地フィラデルフィア。
そんなフィラデルフィアのソウルフードが「チーズステーキ」です。
一説にチーズステーキはパットとハリー兄弟が創業した 『Pat’s King of Steaks』がルーツとされる。
1933年のとある日、パットは自身のまかない用に薄切りのビーフと炒めた玉ねぎをホットドッグに挟んで昼食にしようとしたところ、運転手の客が「それをくれ」と言ったそうだ。
この出来事をきっかけに改良を重ね商品化。チーズステーキが誕生した。

都内でもチーズステーキが食べられる店がいくつか存在し、京王線幡ヶ谷駅から徒歩3分、甲州街道沿いに位置する「トヨダチーズステーキ」もその一つ。
豊田店主は元アメフト選手でアメリカ遠征時に出会ったチーズステーキに魅了され、2018年に同店の開店に至る。



店内はカウンター席とテーブル席を備える。アメリカンダイナー風のポップな雰囲気でまとめられており、フィラデルフィアやフィリーズにまつわるインテリアもちらほら。
英語話者の利用客も数人おり、この店の味が外国人からも好評である事がうかがえる。
「トヨダチーズステーキ」で注文したもの
・クラシックチーズステーキ(スペシャルコンボ) ¥1950

チーズステーキにフライドポテト、ソフトドリンクがつく「スペシャルコンボ」を注文。
飲み物はドクターペッパーをチョイスしました。
クラシックチーズステーキ

注文すると厨房からジュウジュウと肉を炒める音が。黄色いチーズに牛肉というジャンクなビジュアルがたまらない。


具は薄切り牛肉、チーズ、玉ねぎ、マッシュルーム、パプリカ。
牛肉は細切れにカットされておりホロホロとした食感。赤身と脂身のバランスのよい肉質で噛みしめると牛肉特有の濃いうま味成分が口中に広がる。玉ねぎはしっかりと熱が通っており甘く牛肉の風味を底上げしている。

本場フィラデルフィアでは「ボギーロール」と呼ばれるホットドッグ用のパンを使うのですが、この店ではバケットが使われています。
カリッとした食感と小麦の風味と肉、チーズの相乗効果。

チェダーチーズをベースにミックスしているというチーズ。濃厚ではあるがクセ感はなく比較的ねっとりとした粘性。クリーミーですが、手で持って食べていてもタレにくくノンストレス。
薄切りのマッシュルームはシャキシャキとした食感で美味。

ポテトフライは王道のフレンチフライでした。揚げたて熱々をいただけるのが嬉しい。

卓上調味料はHEINZのボトルタイプのケチャップとマスタードです。
アメリカのジャンクフードって概して手が汚れやすいですが、紙ナプキン、ウェットティッシュ両方完備されています。
あとがき
以上、「トヨダチーズステーキ」でした!
広大なアメリカはローカルフードも様々、MLBに興味のある方はフィリーズに思いをはせてチーズステーキを食べてみると面白いと思いますよ。
ぜひお試しを。
お店の場所(Googleマップ)
メニュー表のギャラリー
