2024年11月、本郷三丁目に「apple Burger」がOPENしたとの情報!
なんと店主は5度の食べログ百名店に選ばれた名店「ファイヤーハウス」ご出身!
「apple Burger」さんの場所は「ファイヤーハウス」のテイクアウト店のお隣でした。

…そもそもハンバーガーチェーンと異なる、個人経営が手がける脱ジャンクのクラフト系バーガーとして2000年前後に誕生したグルメバーガー。
まだ歴史の浅いグルメジャンルですが、中でも1996年創業の「ファイヤーハウス」はグルメバーガー界の重鎮であり多くの有名店を輩出しています。一部を列挙すると…
★ R-S (松戸)
★ オーセンティック(溜池山王)
★ CRUZ BURGERS (四ツ谷)
★ Jack37Burger (小伝馬町)
★ CANNONBALL DINER(鶯谷)
・ バーガーマニア (広尾)
・ Mclean (蔵前)
(★印は訪問済)
…と、ハンバーガー好きの人なら聞いた名前ばかり。
「ファイヤーハウス」がこの業界にいかに大きな影響を与えてきたか伝わるだろう。
そんな「ファイヤーハウス」ご出身の店主ならば期待値大ですね。
「apple Burger」で注文したもの
■ Apple Burger …¥1820
■ ランチドリンク(ジンジャーエール) …¥ 260

店名を冠したメニュー「Apple Burger」を注文。
ちなみに師匠の「ファイヤーハウス」のメニューにも「Apple Burger」があります。
ハンバーガーと野菜が別々に分解された状態でワンプレートになってるのが特徴。

バンズは製造元不明ですが内側を鉄板で軽く焼いて水分が飛ばしてあります。
カリッサクッとした軽い食感と、メイラード反応した小麦の香ばしさが鼻孔をくすぐる。

パティは赤身肉主体。脂身のジューシーさよりも肉のうま味成分が前面に出てくる。
肉の繊維や固さは活かす方向性。挽肉の粒度は標準的で王道なパティに感じた。
余計なソースが入っておらず食材本来の風味が引き立ってます。
…そして、何よりリンゴが美味しい。
リンゴらしい優しい甘さと酸味感、シャリシャリとした食感にシナモンの甘い香り。味覚・嗅覚に訴求してくる。
リンゴって摺りおろして肉にかけたり、肉と一緒にソテーすると肉が柔らかくなる効果がありますが、ハンバーガーに挟んでも好相性です。

店主様から「野菜はお好みで挟んでください」とのご説明。何気にこの配慮は嬉しい。
ハンバーガーに野菜を挟むと味に複雑性が出る反面、野菜って水分量が多いので肉やチーズの濃厚な味が薄まってノイズになってしまう面もある(と、個人的に思っている)。
近年の都内の有名店だと麻布十番の「ALDEBARAN」や「Burger POLICE」で“野菜なしバーガー”がメニュー化されているのは、「肉やチーズの味がストレートに味わえるハンバーガー」を店が目指しているからだと考察。

ポテトは皮つきのフレンチフライ。
カリッではなくホクホクとしたマッシュした芋の食感が主体。

ケチャップ&マスタードはボトルタイプのHEINZでした。

食後はジンジャーエールで口の中の油をさっぱり落としてフィニッ~シュ!
あとがき
以上、「apple Burger」でした。
さすが「ファイヤーハウス」譲りのハンバーガーのクオリティで、食べる前から美味しいのが確定、みたいな訪問でした(笑)
アメリカンダイナーを意識していると思われる、カウンター席の店内も広くお洒落でした。ぜひお試しを